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子供たちに広めたい3つのこと②多様な価値観を持った上で自分の意見を持ち 「どのように生きるか」を考える思考力

こんばんは、七福杏奈です。

 

前々回の記事にて子供たちに提供したい3つのことを紹介しました。

 

①多様な価値観や知識・スキル

②多様な価値観を持った上で自分の意見を持ち

「どのように生きるか」を考える思考力

③そこからなる自信・自尊心

 

今回はこの提供したい3つのことのうち

二つ目の多様な価値観を持った上で自分の意見を持ち

「どのように生きるか」を考える思考力について

私が大切だと思う理由を説明していこうと思います。

 

②多様な価値観を持った上で自分の意見を持ち 「どのように生きるか」を考える思考力

 

少し前アイデンティティの欠如について問題視されていたのを覚えていますか?

 

アイデンティティとは自分を自分たらしめる自我の意識のことで、

簡単に言えば「私とは何か、どういう人間か」ということです。

 

今でもよくいるとは思いますが、

相手の意見に賛同するばかりで自分の意見のない人間。

 

そういう人間のことをアイデンティティの欠如した人間と言います。

 

誰かの意見を尊重する精神は素晴らしいものですが、

よくあるこんな具体的な例をあげましょう。

 

母はダンサーを目指していました。

ですが夢は叶わず、今は主婦をしています。

そんな母は私に厳しいダンス指導をしてきます。

母は私にダンサーになってほしいようです。

だから私はダンサーになるべく今日も練習するのです。

 

はい。どうでしょうか。

よくある母の夢を背負う娘の話です。

この「私」にアイデンティティはありますか?

 

「私」は母のために母のなれなかったダンサーになる。

 

この場合「私」の人生は誰のものですか?

私には母のもののように感じます。

 

私は自分の人生は自分のものだと考えています。

 

誰かのために生きる人生を否定するわけではありません。

誰かのために生きることを

「自分で選択した」という自覚があるのならいいのです。

 

「誰かのために生きること」

それがその人のアイデンティティとなるでしょう。

 

しかし大抵親から言われた選択肢を選んでいるだけの子供は

自分で選択したという自覚がありません。

 

多様な価値観を知ることは

自分に提示されている選択肢を知ることでもあります。

 

その選択肢を知った上で

親の言う方を選ぶのなら自分の人生を生きていると言えると思います。

 

多様な価値観を持った上で自分の意見を持ち 「どのように生きるか」を考えるというのは

言い換えれば

多様な選択肢を認識し、

自分がしたいことを考え自分で選んで生きるということです。

 

前回の記事に倣って

「勉強をしろ」「ゲームをするな」に関して考えていきましょう。

 

まず前回の記事でも述べたように

「なぜゲームがしたいのか」を聞き相手の価値観を受けいれ、

しかしそれでも「なぜゲームをやめ勉強をしなければならないのか」を説明します。

 

例えば

「なぜゲームをやめ勉強をしなければならないのか」の説明を以下のようにしたとします。

 

10年後の将来どのように生きたい?

大好きなゲームができないくらい貧乏になったらどうする?

嫌だよね?

嫌ならちゃんとお金稼がないといけないね。

お金稼ぐにはどういう人になるといいと思う?

じゃあ今少しゲームを我慢して勉強したら?

それにちゃんと勉強してお金持ちになったらゲームし放題だよ

 

そうすると子供の前には二つの選択肢が現れます。

ゲームを続けるか、

ゲームをやめて勉強をするか、です。

この選択肢は誘導するようにいうのはいいですが本人に選ばせてください

 

そして選ばせる前にしっかりと

自分が選択したのだから親は責任を持たないと教えることです。

 

大抵の子供は

別に将来のことなんてどうでもいいと言ってきます。

 

しかしそれは自分の将来を想像できないからです。

 

想像できないのは知識が足りないからです。

脅しではなく厳しい現実を子供に聞かせてあげてください。

そして勉強すれば手に入る未来も教えてあげましょう。

 

前にも言いましたが、

子供は大人が思っているよりよっぽど賢いです。

 

そして思っているより合理的です。

嫌だと思えばそれを回避しようとするし

楽しいと思えば進んで行います。

 

勉強はつまらなく嫌なものかもしれません。

しかしそれはそのあとにある未来を見据えても捨てられるものでしょうか。

 

何も分からないなら選択肢を捨てないことが未来の自分へのエールです。

 

七福杏奈

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