学びで色づくわたしの世界

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カテキョ日記5A

Aさんのカテキョ日記

 

Aさんは小テストに追われていているので、今日は英語と理科(化学)やりました。

 

英語の小テストは授業でやった例文と日本語訳と言ってたので、例文の解説と日本語訳を教えるだけでとりあえず終わり。

 

あまり詰め込んだって覚えられないのわかってるので必要なところだけ。

 

理科(化学)はまず原子記号からご存知ありませんって感じだったので中2の原子記号のところからやりました。

 

小テストまで時間が無いのでよく出る必要な原子記号を覚えてもらったら、原子と分子の違いを説明。

 

キリがいいところでここまで大丈夫そう?と確認しつつ進め、イオンって何?ってところまでやりました。

 

これ以上進んだら頭がキャパオーバーで爆発して英語を全て忘れかねないのでここまで。

 

このさじ加減は本人を見てれば何となくわかる。

 

理科の小テストまでにもう1回授業することになったけど、それまでに原子記号覚えて、イオンのことを忘れないでいてくれるといいなぁ。

 

まぁでも英語の小テストの方が近いので、まずは英語を乗り切ってそのあとから思いっきり理科やりましょう。

 

彼女は力を分散して色んなことを同時に覚えられるタイプではないと知ってるので少しずつ少しずつ、慌てず一緒にやっていくのがベスト。

 

年上が上から「もっと頑張れ」「早く暗記しろ」「この程度は覚えないとダメ」等々口を出したところで嫌になるのはわかってるので、どのくらい出来ればいいかの基準値を教えつつ、あなたの場合そこにたどり着くまでどのくらいやればいいかを一緒に考える、というのが私のやり方です。

 

だいたい勉強が嫌だと思ってる子は、あれもこれも覚えないといけない、でも全ては覚えられない、どこができないのか分からないけど何故か出来ないと思ってる子が多くて、それを分解して少しずつ話せば意外と簡単に理解できます。

 

でもその少しずつを一緒にやってくれる人がそばにいないから1人では出来なくて(当たり前だけど)、勉強全体が嫌、もういいってなってる子が多いです。

 

そして初めから勉強が嫌、こんなのやる必要ある??って考えるのと、世の中の基準値を知って基準値を満たさない時将来どうなるのかまで知って、それでもどうでもいい、要らない、嫌だと考えるのは全然違うと思います。

 

前者は選択肢が見えない上での一方的な選択。後者は選択肢を知った上での選択。

 

Aさんは小6のときから見ているのですが、出会って数年は前者でした。中学生になっても芸術系に進むんだから絵だけできればいいと考えてました。本当に絵だけで将来食べていけるならそれでいいかも知れません。

 

けど彼女がなりたいと言ってる今のデザイナーやキャラデザは絵がかけるだけでなれる職ではない。ただでさえ人気。

 

さらに今のままではせっかくの中高一貫の内部進学もできない。このままこの学校をやめてフリースクールに行くこともひとつの選択肢だが、それでいいか。

 

今の嫌だという感情に流されて捨てれる夢かと中2のときに話しました。

 

別にそれでも勉強は必要ないと思うなら家庭教師なんてやめて、絵を描く時間を増やせばいいと言いました。

 

あなたの人生なのだからよく考えた上で選択してほしい、もし勉強が必要だと思って助けが欲しいと思っているならいくらでも力になると言いました。

 

まぁここまで言って勉強を手放すならそれでいいと思ってましたが、彼女はそこからかなり真面目に勉強するようになりました。

 

少しずつしか進めない彼女でも少しは前に進んでいる。1年前に比べたらこんなに頑張って覚えようとしてることが成長ですね。

 

小テストと定期テスト、大きな目標は内部進学。

 

そのために頑張りましょう。

 

ではでは、また。

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七福杏奈

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